2014年4月1日火曜日

早稲田大学 前田雅貴


「本橋議員の下でのインターンシップを振り返って」


  約2ヵ月間、私は自民党の豊島区議会議員である本橋弘隆議員の下でお世話になった。その議員インターンシッププログラムを通して私が成し遂げようとしたこと、それは、社会人として責任ある行動をとれるようにすること、そして、自分の将来の夢をより明確化、具体化していきたいという二点である。
 私は将来、地方公務員として、地域の人々の日々の生活を豊かにすることのできる社会人になりたいという夢をもっている。そのために、自分には一体何が欠けていたか。それは、タイムマネージメント力、自己管理能力といった責任ある社会人として不可欠な力を持っているという自信、また、地方行政がどのように形のあるものになっていくのかという、現場の状況の把握という二点であった。そこで、その欠点を解消すべく以上の二点の目標をたて、議員インターンシッププログラムに臨んだのである。

 プログラムを通し、二点の目標を成し遂げることができたのであろうか。私は、ある程度達成できたと感じている。この2ヶ月間にはさまざまな活動を行った。豊島区の放置自転車海外譲与事業の拡大プランを策定、英訳すること。自民党豊島区議団の遊説活動に参加し、自分も若者の一代表として、街宣車上で演説すること。地域のお祭りなどの準備会議に代理出席したり、準備を手伝ったりすること。小池百合子議員の総裁選対策を手伝ったり、ポスター張替え、新規開拓に東奔西走したりすること、など挙げ始めたらきりがないほどである。
 特に、最初にあげた放置自転車の拡大プランの策定、英訳では、責任者として職務を任され、多くのインターン生とともに、上記プランを完成させることができた。その過程では、自分だけでなく、上記プラン策定チームに入ってくれたインターン生のタイムマネージメントをする必要があり、タイムマネージメントをしながらプランを完成にこぎつけていくことができたことは、大変大きな自信となった。また、豊島区役所の担当者である土木部交通安全課課長に、プランの策定のために大変お世話になったことで、公務員の方々の仕事ぶりを知り、政策を実現化していくために公務員や政治家の方々が、どのように活動しているかを肌で感じることができたことも大きな財産となった。

 しかし、前者については目標達成度に不満もある。プログラム中、何度か本橋議員の代理として会議などに出席させていただく機会があったが、代理人としての責任を完全に全うできたとはいえないからである。初めて行く場所のため、戸惑ってしまい、挨拶すべき企画代表者とは別の方に最初に挨拶してしまったり、誰がどういう立場でその場所にいて、何を考え、何を誰と話しているかなど、知りえる情報を収得しきれなかったりなどあった。この点が、私が掲げた目標で達成できなかった点であろう。

 以上のように、プログラム前にたてた目標について、達成できた点と達成できなかった点があるわけだが、それ以外にも社会人として自分にまだ足りないものを発見させられることとなった。それは、人と人をつなぎ、それを形のあるものとし、目標へと向かわせていく力である。
 上記プランの策定のために私は、多くのインターン生を巻き込むことで、一人では成し遂げることのできないものを作ることができたとは思う。しかし、それは本橋議員がさまざまな機会をセットアップしてくれたからであった。たとえば、放置自転車海外譲与事業について無知な私たちのために、交通安全課課長からの勉強会の機会を設けてくれたことなどである。
 また、街宣車上で演説をした折にも、私たちと聴衆を結び付けることのできるようなスピーチを私はできたとは、とても思えない。
 つまり、私に足りない「人と人をつなぎ、それを形のあるものとし、目標へと向かわせていく力」とは、周りの人を巻き込むことのできるその人の魅力、表現力、今まで培ってきた縁、人間関係などであると思う。その優劣がストレートに出る場所が政治であり、それは政治以外の社会でも言えることであると思う。
 そこで私は、今後日々生活していく上で、プログラム前に立てた目標二点とともに、「人と人をつなぎ、成果を挙げていく力」を身につけていくためにも、周りの人を巻き込むことのできる力、表現力を磨いていけるよう、日々努力していくことを目標として掲げたい。
 また縁、人間関係を大切に日々生活していこうと思う。

 最後に、約2ヶ月間お世話になった本橋議員や陰で支えてくださったドットジェィピーのスタッフの方々には、感謝してもしきれないほどである。さまざまな成長の機会を与えてくれ、また政治、行政がとても身近に感じられるようになりました。

本当にありがとうございます。

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